3D測量
トータルステーションによる従来測量では、1点1点測量した「点」をつなぎ合わせて平面図を作成していました。しかし3Dレーザースキャナーを利用した3次元測量技術により、「面」に見える高密度の点群データ(X,Y,Z座標、色の要素と照度)として観測をすることができ、写真のように表示することができるようになりました。
3次元測量技術で観測したデータは回転や断面、寸法距離・体積測定などあらゆる編集が可能であり、計画・設計・施工・維持管理としての利用実績がある新しい技術です。 主に災害調査・事故調査、路面形状計測、構造物調査、ボリューム計測等の業務において使用されています。
また、2016年度から国土交通省は建設現場の生産性の向上を目的とした情報化の取組i-Construction(アイ・コンストラクション)を導入し、3DモデルによるICT土工の活用を推し進めています。弊社でも今後は3D測量が主流になると考えており、現在特に力を入れている分野でもあります。
ほかにも点群データをもとに3Dモデルを立ち上げたモデリングデータは、学習・観光目的のCG映像や印刷物、販促物など様々な用途に使用・応用することが期待されています。